正式にアナウンスしていいと思いますので記事としてアップしますが、瀬尾さんの新刊
『温室デイズ』が角川書店から来月(7月)刊行されます(正式期日は未定)。
角川書店の月間小説誌の
野性時代9号〜13号(2004年8月〜12月号)に全5回連載されていたものです。
これで小説としては雑誌に連載されたものは全部単行本化だと思います、私の記憶では・・・
あとは携帯で配信されていたエッセイがまだですね。
雑誌掲載時はちょうど
『天国はまだ遠く』や吉川英治新人文学賞を受賞した
『幸福な食卓』が刊行された頃で瀬尾さんもまだ講師をされてた時期です。
実は初回と2回目しか読んでいなくて(汗)、でも今となれば良かったと思います。
読み楽しみが増えましたからね。
内容的には中学を舞台とした青春小説といったところですがいじめや登校拒否のシーンもあります。
現場に携わっている瀬尾さんですので、もちろん歯切れの良い文章ですが他作よりリアルかつ挑戦的だといえると思います。
雑誌掲載スタート号に瀬尾さんの4ページのインタビューが載っています。
ちょっと抜粋させていただきます。
書きたいことはいろいろあるし、どんなこと書くか考えることも苦じゃないですよ。とりあえず、今頼まれている野生時代の原稿は、中学校とか高校の生活って、うまくはまればいいけど、どんなにひどい状態だったとしても、その中で毎日を送らないといけない。そこから抜け出すことってよっぽどじゃないとできないし、自分ひとりであがいても、どうしようもできないから、本当はすごく大変。それでも、いくつかの方法で学校生活を送っていく中学生を書こうと思います。
表紙どんなんだろう。
角川のサイトではまだみたい→
コチラ
『強運の持ち主』の表紙の評判がとっても良かったので気になりますね。
それでは来月を楽しみに待ちましょう。