活字中毒日記！

ネタバレ注意
＜相棒には気をつけろ！＞

リドリー・スコット監督作品。
これはなかなか面白かった。
キャストがとっても良くそれぞれの持ち味が生かされている。

普段はお客様を騙して食べている詐欺師のロイ（ニコラス・ケイジ）。
彼には潔癖症で対人恐怖症で医者の薬漬けの一面もある。
ある日１４歳になる娘アンジェラ（アリソン・ローマン）と再会。
そこからの親ばかぶりが観てる者には滑稽かつハートウォミングでほっとさせてくれるのであるが・・・

この映画の楽しい点は、劇中で主人公達がお客様を騙すように観る者をも騙してしまうところに尽きよう。
ラストに多少の賛否両論があるかもしれないが、相棒役フランク（サム・ロックウェル）の好演と娘役の女の子のキュートさを満喫したあなたはささやかなハッピーエンドでも十分に満足できる内容だったに違いない。
ひとりの男の“改心の物語”として観ても楽しめるだろう。

少し余談だが、撮影当時娘役のアリソン・ローマンは２３歳ぐらいで役柄は１５歳。これには驚いた

劇中の音楽もグッド、かなりオススメの作品です。