恒例の直木賞の大胆予想を行います。
まず私の基本スタンスから
前回予想と同じく直木賞に対する私のスタンス(考え方)は下記のとおりです。
その作品の良し悪しは4割程度のことで、その作家の今までの功績1割ぐらいと将来性が5割程度問われる賞である。
ということで直木賞は2〜3回目のノミネートが一番受賞されやすい。
あと、データ的には次のとおりです。
第121回〜第133回までの13回中の受賞作品の出版社別の数字です。(右側青字が今回のノミネート作品)
受賞作品合計
19作品
文藝春秋
10作品
3
新潮社
3作品
講談社
2作品
集英社
2作品
1
角川書店
1作品
1
マガジンハウス
1作品
その他 0作品
1
最近は文藝春秋での受賞作が増え、まさしく直木賞=文春賞となった感が否めないが今回はますます拍車がかかり
“史上最大の出来レース!”だと断言したい。
というのもメンバー的に見ても必ず
“ファンの後押し”が望める構図となっており、たとえ史上最大の出来レースであっても大半の人が納得行くであろうからだ。
私の予想はズバリ2名受賞!
◎◎伊坂幸太郎と◎◎東野圭吾の2人である。
今回は残りの4名は×印に過ぎない。
まず
東野圭吾から語りたい。
いわずとしれた実力派作家。
“世に例外のない規則はない!”
私の直木賞に対する前述したスタンスでは当てはまらないのであるが(笑)
いや、このスタンスは東野氏が落選し続けた結果に対する腹いせから作ったものかもしれないな(爆)
もはやベテラン作家と言っても過言ではない(キャリア20年)の東野氏である。
しかしながら東野氏=念願の直木賞受賞はファンの切実なる願いであろう。
たとえ選考委員からの痛烈なる批判を受けようが、多大なるファンの後押しがあるから東野氏は幸せ者である。
過去5回ノミネートされ、もはや賞味期限切れ作家としての烙印を押されていた(私も押していた)氏であるが、昨年候補作『容疑者Xの献身』を上梓、このミス・週刊文春・本格ミステリと見事三冠を達成、満を持して今回ノミネートされた。
直木賞という大衆作品という見地からみても、これ以上ない作品であり過去のわだかまりを払拭する最大のチャンス到来と見たい。
とりわけその著作数の多さから、もし受賞されれば各大手出版社の文庫のセールスも軒並み増えるであろう。
ただ、今頃受賞すれば直木賞自体の意義が問われると言ったら言い過ぎであろうか・・・
そして
伊坂幸太郎。
軽妙洒脱な文体で数多くのファンを得ている人気作家であるが、今回で4度目の正直となる。
この3年ぐらいのあいだに4回ノミネートされていて(立て続けにという言葉がピッタリである)ノミネート頻度では最高となる。
当初、『重力ピエロ』でノミネートされた時は驚いたものであるが、いまや常連。
今回は常連からも卒業出来そうである(笑)
何故なら東野さんと同じ言葉を使わせていただくが(笑)、満を持して“文春”から出版。
いわばサッカーで言う“ホーム”で戦えるのである。
普段小説離れをしている人を“本の虜”にする“超能力的な力を持った知的作家”であり、今回はスンナリと受賞するであろうと思う。
コータローブームの到来近し!
あとひとりのホームの
姫野カオルコ。
過去に2回ノミネートされた実力派作家であるが、同じホームの強力メンバーが2人(東野氏・伊坂氏)いるので今回は“ノミネートはされているが実質サポーターである”という見方をしているのは私だけであろうか・・・
次にアウェイの3人をご紹介。
まず
恩田陸。
その高いエンターテイメント性で持って数多くのファンの心を鷲掴みにしている彼女であるが、今回連続ノミネートされた。
少し地味目な作品であることに違いなく今回は脇役に徹しそうだと予想する。
東野氏・伊坂氏が受賞されたあとの主役となるのは間違いなさそうだ。
次いで
荻原浩。
山本周五郎賞を受賞し、その高い才能を世間に知らしめつつある氏であるが、候補作の地味さと出版社が光文社であることに驚いたのは私だけであろうか?
恩田氏と同様、今後直木賞選考において主役となるのは間違いないところであろうが、今回もし(万が一)この作品で受賞されれば直木賞(あの日にドライブ)<山本賞(明日の記憶)という図式が当てはまりそうなので“見事(予想通り)落選”
ということで結論づけたい。
そして
恒川光太郎。
前回の三崎亜記同様、デビュー作からのノミネートとなる。
実はこれがなかなか良い作品なのである。
しかしながら、他の候補者との格の差は歴然としている。
とは言え、たとえ落選しても(結論づけてますが)、デビューして20年経つ東野氏と同じフィールドに立てたということが恒川氏の今後にかなりの自信を植え付けたと言っても過言ではなかろう。
とっても才能高い人であることは付け加えておきたいですね。
そして大胆予想
◎東野圭吾 ◎伊坂幸太郎 の2名受賞の1点予想としたい。(実はこの確率
70%ぐらいだと思ってます)
ひとり受賞の場合は
◎東野圭吾(
10%)、◎伊坂幸太郎(
15%)
その他の起こりうるあらゆる可能性は
5%ぐらいだと思います。
直木賞取って欲しいアンケートを行ってます。
選考日(17日)の午後5時まで実施しております。
お気軽にご投票下さい。
東野さん、念願の受賞果たされました。
少し予想がはずれましたが、結果が良かったのでよしとしたいです(笑)
>ゆこりんさん、こんばんは♪
6度目の正直、叶いました。
私も、いつまでも夢は持ち続けたいと思います(笑)
>リサさん、こんばんは♪
投票ありがとうございます。願いが通じたみたいですね。
明日あたりから再読したいと思っております。
>ざれこさん、こんばんは♪
大番狂わせはなかったみたいです。
ノミネートされれば選ばずにいられないと言うことでしょうか(笑)
でも、長年のファンとしては素直に嬉しく思います。
>よしさん、こんばんは♪
投票ありがとうございます。
念願が叶いました。今頃祝杯を挙げられているファンの方も多いのかな(笑)
私もそうです(*^_^*)
>あさみさん、こんばんは♪
ごぶさたです、お元気でしょうか?
やっと受賞出来ましたね。
ドラマ化も含めて、かなりの新しいファンが増えるんじゃないでしょうか?
とりあえず、乾杯ですね(*^_^*)
また「直木賞」の時期となりましたね。
私の予想は、東野さん。何度も候補に挙がっては、コケにされ続けられ
もういいかげんに認めてやったらどうでしょうか。
今年もよろしくおねがいします。復活嬉しい限りです。
TBありがとうございました。
投票させていただきました。
今回は固いのではないでしょうか。
これで取らなければ賞事態の意義がなくなってしまうような気がします。
最もこれだけ賞が増えるとすでになくなってきていますが。
しかし、歴史ある賞なので今回は固く行くのでは。、
こっちもしておきましたけど、今回予想しても面白くないくらい東野さんが堅いですよねー。でもこれで裏切られるのが直木賞なんで、油断ならんのですが。発表楽しみですね。
今年もよろしくお願いいたします。
先ほどアンケートに投票いたしました。東野さんに1票です!
今度こそ…との強い思いを込めて。
今年もよろしくお願いします。
東野さん、ぜひとってほしいと思っています。
何度目の正直?
私の予想も、過去データを見て、2名受賞、うち1名は東野氏とするものです。
ここまでは一致していますね♪
さて、伊坂氏か恩田氏か、はたまた大穴か?楽しみになってまいりました。