やられた!
三浦さんの登場人物とひっかけて“ビックリ行天”!(字が違いますがご容赦を)
第135回直木賞!は
森絵都さんと三浦しをんさんのダブル受賞となりました。
私のいつものスタンスだったら見事的中だったのですが、今回は文春1作+他社1作と
予想しておりました。
だから、はずれたと言えばはずれましたね(苦笑)
これで
文春からは5回連続(計7作品)連続受賞。
直木賞=文春賞の図式がまたもや当てはまった。
ここまで有利なのかなという声も聞かれそうですが(笑)
そういえば、芥川賞も文春ですね(伊藤さん)
ただ、文春の方を持つわけじゃありませんが、森さんも三浦さんも作家としての資質は最近受賞された女性作家【
角田光代、江国香織、村山由香、唯川恵、山本文緒、桐野夏生、宮部みゆき、篠田節子、坂東眞砂子、乃南アサ(新しい順に10人並べました)】の中に入っても何の見劣りもしないことは確かである。
とりあえず能力の高い人気作家の確保に躍起になっているのは事実だと思う。
文春としてはかなりの苦肉の策であるのかもしれないが、それだけ
業界全体が厳しいのも事実。
なぜなら、
コミックは図書館では借りれないが、小説は図書館で無料で借りれるからである。
ちなみに文春はノベルズ(新書版小説)すらない。
それにしても伊坂さん、残念ですね。
結果として
噛ませ犬的なノミネートとなったのも事実。
でも伊坂さんは直木賞なくても売れてるからね。
いっそ、横山さんみたいに
訣別宣言という手もあるかな。
直木賞取って欲しいアンケート!の投票結果です。
多数のご投票ありがとうございました。
伊坂幸太郎 23名
トラキチ、ざれこさん、、七生子さん、ゆかさん、アリスさん、花さん、かつきさん、juneさん、エビノートさん、EKKOさん、板栗香さん、あおちゃんさん、柊さん、きくみさん、ゆりさん、HN表記なしの方8名
森絵都 8名
トラキチ、ゆうさん、花さん、エビノートさん、かいくんさん、柊さん、HN表記なしの方2名
古処誠二 4名
たりぃさん、リサさん、あさみさん、HN表記なしの方1名
三浦しをん 2名
マリさん、HN表記なしの方1名
貫井徳郎 2名
ショートさん、HN表記なしの方1名
宇月原晴明 1名
七生子さん
コメントありがとうございます。
ちょっと考えをまとめますね。
驚いたのは事実ですが、直木賞の現状がより露わになったのも事実だと思います。
機会があれば、じっくり記事にしたいとは思いますが、私の想像するに本屋大賞が出来てからより文春色が強くなったのは事実だと思います。
本屋大賞は詳細はわかりませんが、連続受賞も可能ですよね。
でも、最近の受賞作を見ると必ずしも上手く本来の趣旨と合致した作品が選ばれているとも感じませんよね。
最近ブックオフでコミック売り場をよく覗くのですが、集英社や講談社、小学館の本が本当に多いです。
現状、ブックオフでは文庫本売り場の10倍以上のの人数の人がコミック売り場で立ち読みしています。
上記に取り上げた本屋大賞とともにもうひとつの要因として図書館のネット予約の影響も大きいと思います。
講談社や集英社は文芸書を社のイメージアップ効果として採算度外視で行えるかもしれませんが、文藝春秋はそんなわけにはいきません。
少なくとも、直木賞を主催しているのは我が社なんですということをアピールすることによって生き延びようとしている部分は大きいような気がします。
実際、知らない方も多いですしね。
本屋大賞の方が、民主的な選び方かもしれませんが、現状受賞された方の肩書きは直木賞の方が上なのも事実です。
たとえばテレビで紹介される時に、直木賞作家○○○○と紹介されますが、本屋大賞の場合は本屋大賞作家○○○○と紹介されにくいですよね。
逆に○○○○さんは△△△という本で本屋大賞に選ばれましたと紹介される程度だと思います。
いわば、直木賞の場合は一生ついて回る肩書きなわけです。
作家の方も直木賞を取りたかったら文藝春秋から本を出さなければならないという固定観念は出来つつあると思います。
話は長くなりましたが、“本当に資質の高い作家を最高のタイミングで抱えこむ”という究極の手段を使っているといっても過言ではないと思います。
↓は私です。
自分で予想しておきながら、しをんさんの受賞は意外でした!^^;
「しをんさんが取ったらうれしいな〜、でもきっと伊坂さんか森さんだろうな〜」
と思ってましたから・・・。
『まほろ〜』は大好きな作品なのでとてもうれしいです。
しばしぼーぜんとしてしまいましたね。
文春だったらとれるのでしょうか・・??^^;
しをんさん、「まほろ〜」だったら前の候補作「むかしのはなし」の方がだんぜん上だと思うんだけどな。
(絵都さんはまだ図書館待ちなのでノーコメント)
トラさんのおっしゃるようにしをんさんも絵都さんも直木賞作家として見劣りはないですけど。
でも伊坂さん、残念だったぁ・・・。
東野さんみたいになっちゃわないよう祈ります。
ま、伊坂本は、受賞にかかわらず、せっせと買って、せっせと読もう♪^^
絵都さん、しをんさん、おめでとう!
2作品とも文藝春秋からだとは思ってもみませんでした。
伊坂さんの受賞を切に祈っていたのですが、最近読んだ『遮断』が良かったので、これが受賞するかもと内心予想していたんです。
いやはや、予想は当たりませんね。